【看護のセルフケア不足】オレム看護論

オレム(1971)はヘンダーソンのニード理論と似たような看護論を提唱している

そもそもセルフケアとは…

個人が生命、健康、および安寧を維持するために自分自身で開始し、遂行する諸活動の実践

という意味です。難解ですね

つまり、トイレとか食事とかTVのチャンネルを操作するとか、普段自分が自分のために行っている動作のことと考えてもらえたらいいと思います。

オレムは、この「セルフケア」が少しでも病気や障害などにより破綻したら、看護師はその出来なくなった部分を支援しなさい!ってことを理論化しています。

オレムの考える看護とは

セルフケアの遂行上の制限を補完ないし克服することによって、健康の維持、疾患および廃疾の予防。
生命過程の回復または維持すること。

看護とは、日々の生活の中で生じる特定の要求を充足するものであるという点で、
社会におけるヒューマンサービスである。

オレム看護論でよくある用語の解説

普遍的セルフケア要件
 すべての人に必要になるやつ
発達的セルフケア要件
 発達段階や課題に関連したもの
健康逸脱によるセルフケア要件
 病気やけが、障害を持ったときによるもの
全代償システム
 意識のない患者など、行動上に制限が大きな患者に用いられ、セルフ化は看護師の責任となる
一部代償システム
 看護師の部分的なセルフケアの代行のこと
支持・教育システム
 食事や運動の指導、外来通院のサポートなど
セルフケア・エージェンシー
 セルフケア能力。その個人が実践し評価できる能力
セルフケア・デマンド
 セルフケアがある要因で不足した時、援助を必要とすること
看護エージェンシー
 看護師の総合的な能力や資質による支援。アセスメント能力

目次

普遍的セルフケアの8要件

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次